2008年1月アーカイブ

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これもカンボジアに持って行って読みました。行きの飛行機で終わっちゃったけど。

登場から退場まで、180度転回しつつも確かな一貫性を保ち続けるジェイ・ギャツビーのキャラクター造形が鮮やか。しかし、最初から最後まで、空しすぎてなんだかピンとこなかった。会社の文学部の人に言わせると、強いコンプレックスを抱えた人には心に刺さるものがあるそうな。そういうものかね、オールド・スポート。

この、「old sport」なる言葉は、ギャツビーの人格とは切っても切れない口癖、すなわちこの作品の超重要単語。しかし、日本語で適当な言葉が見当たらないため訳文でもそのままカタカナ表記。そのことには賛否両論あるみたいなのだけど、この言葉は、上記のとおり"ギャツビーの人格とは切っても切れない"、その象徴みたいな言葉であるだけに、単なるカタカナ表記でも作品を通してみればその意味、あるいはニュアンスみたいなもの、はその持ち主の描写を通してキチンと伝わったのではないかと思う。

言葉の意味とは結局のところ普遍的な定義として存在するものではなくて、使う人がそこにどういう意味を込めているか、またそれを読む人・聞く人がどう受け取るか、ということに尽きるとすれば、(「グレート・ギャツビー」という小説における)「old sport」の意味は、「オールド・スポート」ということで十分なのではないのでしょうか。

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成田で買ってあっちで読みました。さすが話題の書だけあって面白い。とりわけ、「ロジカルモンスター」白鳥のキャラクターがキレている。が、それだけに、<ネガ>と<ポジ>、<ネガとポジ>と物語の結末、のつながりがどうも薄い気がするのが残念(漫然と読みすぎて見逃してる?)。

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埼玉県民のレンタルDVD需要を一手に担う、埼玉のTSUTAYAこと"ウェアハウス"を運営するシチエ 4724.T、08年12月期減益予想で急落したところで100株買い増し。まあ、ただのナンピン買いとも言うね。

本日終値 797円、予PER 7.43倍 / 実PBR 0.77倍 / 予配当利回り 4.02% って、どんだけ期待されてないんだよ...。さらに、今なら株主優待で最大5,000円相当の優待券×年2回も付いちゃうので、実質配当利回りがやばいことに。地元だし、生活に密着してるし、株主優待実用性高いし、単元株の値段も手頃だし、お気に入りの銘柄なんですけどね。

なお、優待券は「24」やら「LOST」やらで毎回フル活用させていただいております。新作借りないのでコストパフォーマンス悪いけど(優待券は新旧どれでも1本1枚)。

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あの、文豪ヘミングウェイも使っていたとか使っていなかったとかいうガセネタもあるというモレスキン、買ってみました。固い表紙は不安定な場所でも書きやすくて良いという噂なのですが、正直そのメリットよりも表紙が厚すぎてペンが差せないデメリットが大きい気がします。

しかし、さすが伝統と信頼のモレスキン、モノとしての魅力がグンバツなので、仕事用に WeeklyDiary だけ必要だったのですが、ついついプライベート用に Ruled Notebook を買ってしまいました。プライベート用の方はあんまり書くことないなとか思っていたのですが、案外持ってみると書くことはあって、今までどれだけのちょっとした思いつきを捨ててきたのかと考えると少々人生を損した気分。

個人的には、「モレスキン」よりも「モールスキン」の方がしっくりきます。

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スポ根コメディかと思いきや、ほぼ純粋なコメディ。しかしこれが異常に笑える。欧米のコメディは正直どうよってネタが多いように思うのですが、この映画はかなりセンスがグンバツで劇場が笑いの渦に包まれてました。

とりわけ、デートの約束電話と追いかけっこのシーンは笑いの神が降りてきている。

まあ、思い返してみると微妙なネタも多いけどね。その辺も勢いでなかったことにする、というか勢いで笑わせるだけの何かがある。オススメ。

ことの発端は、とある方から、例の旅行の写真をPCの壁紙にするので送ってくれと大変ありがたい依頼をいただいたこと。まあ自分としても携帯用の待受画像とか簡単に作れたらいいかもねってことで、ちょいとプログラムを書いてみました。

画像のリサイズは、仕事では歴史的経緯から execute で ImageMagick の convert を使っているのですが、いつも同じというのも芸がないので今回は GD 利用の image 関数群でやってみました。多分 GD の方がレンタルサーバー環境でも入ってる可能性が高いしね。

特に問題もなくあっという間に完成。これはなかなか便利かも。携帯の待ち受け画面にするときには、画像そのものじゃなくてQRコードを出力するようにすれば尚便利。

のむらの旅行写真集

縦に長いページ構成がどうにも垢抜けなかったので、script.aculo.us を使ってちょっとだけ今時風にしてみました。

のむらの旅行写真集

今まで Javascript はブラウザによる振る舞いの差異が面倒くさすぎてなるべく近寄らないようにしていたのですが、初めて prototype.js および script.aculo.us を触ってみて、少しハマりそうになっています。一度これに手をつけてしまうと、もう javascript 無しの無骨なインターフェースではガマンできなくなりそうな気がする。

# といっても、今回は Ajax ライブラリたる script.aculo.us の Effect 機能しか使っていないので、これで script.aculo.us を使ったと言えるのかどうかははなはだ疑問ではある...。

ところで、レイヤーを切り替える際の フェードアウト(Effect.Fade) → フェードイン(Effect.Appear) の実装はただ並べて書いても2つのアニメーションのタイムラインが同時に走ってしまい意図通りの動作にはならないので、delay パラメータを使って

function changeLayer (elementname) {
  hideLayer(current_layer);
  showLayer(elementname);
  current_layer = elementname;
}
function showLayer (elementname) {
  new Effect.Appear($(elementname), {from:0.0, to:1.0, duration: 0.5, delay: 0.5});
}
function hideLayer (elementname) {
  new Effect.Fade($(elementname), {from:1.0, to:0.0, duration: 0.5});
}

要点だけ書くと上記のような感じでやってるのだけど、これでよいのだろうか。どうもベストプラクティスではない気がしてならない。

(追記) Effect Que という概念がありそれを使えばよいらしいことが判明しました。

昔からリスニングが苦手である。古くは高校入試から、最近では海外旅行の度に実感する。

で、まあほどほど対策はしているつもりなのだけど、どうも進歩が遅々としている気がするのはなぜだろうかと、考えたわけですよ。そしてたどり着いた結論は、「別に進歩が遅々としているわけではなく、それが普通」。

自分の能力というものを客観的に計ると、いわゆるお勉強に関しての要領の良さに関しては、自分でいうのもなんですがちょっとしたものである。一方、これは表現が難しいのだけど、自己完結的であるお勉強に対し、外界の変化に自分を適応させていくこと、その能力は劣っているとまでは言わないまでもきわめて凡庸。リスニングは、学校の勉強の中では例外的に後者の能力に依る部分が大きいと思うので、自分の中で苦手意識が強いのは多分そのせいなのだと思う。

結局修行が足りないだけ、ということで。

ずいぶん前に作った雑誌広告が、何気にヤフオクに出品され、しかも落札されていたという事実をふとしたことから発見しました。

グラビアアイドルものなのであくまでもファンにとってのコレクターズアイテムという扱いであり、落札金額の中に自分に起因する付加価値がいくらか含まれるかといえば多分そんなことはないのだけど、広告そのものが商品として完結したことによって、広告制作者の片すみに名を連ねた気がしました。

数年前から時々自社サービスの広告(紙媒体)を作ってはいるので、ここを見ている人もきっとどれかしら一度は目にしていると思います(多分記憶には残っていないでしょうが、と断らざるを得ないところに未熟さを痛感する)。かつては広告制作者になりたいと考えていたわけですが、今現在の本職と、本職の付帯業務としてやっている広告制作を比較してみると、やっぱり本職の方が楽しい気がするので結果オーライかと。広告作りも楽しいけどね。

というわけで、TOPIX連動型上場投資信託 (1306) を渋く買い増し。渋いにもほどがある。

ここで下げ止まるかどうかは神のみぞ知るところですが、中期的に見てどうみても買い場。まだ下がるならまた買うのみ。

と強がってみても、ある事情によりキャッシュがあまりないのが残念なところ。というかすでにカミングアウトしている通り、日本株っつったら世界中で愛される商品を作ってるキヤノンかトヨタしかないよねーというスタンスだったので現時点でマイナスがでかい...。上記と同様の事情によりポジションを半分近く閉じていたのが不幸中の幸いか。

とにかく (゚ε゚) キニシナイ!! 気にしないでみんなが売ってるときこそ買う。狼狽売り、カッコワルイ。

たびそら

子供の笑顔が中心で、そこだけ聞くとちょっとやらしい感じもするのですが、写真のための作られた笑顔ではなくて、ちゃんと生活の中から切り取ってきた笑顔という感じが好き。これは決して抽象的な笑顔評論をしているわけではなくて、見ればすぐ分かるのですが、実際、生活感あふれる写真が多いのです。

さらに、文章を拾い読みしてみると、「ドミトリーだと他人が気になってよく眠れないし、なるべくなら温かいシャワーの付いた宿に泊まりたい」、「旅をしている時以外はあまり写真を撮りません」、「僕にとって「旅」と「写真」は、ひとつの軸で結ばれた車輪のようなものです」、「僕は現地の言葉が話せないし」、「カメラは僕にとって(不器用で不完全ではあるけれど)重要なコミュニケーションの道具でもあるのです」、「それではなぜ顔写真を公開するのか。それはやはり僕自身が「撮る側」の人間だからでしょう。何万人という人を撮り続けている人間が、その作品のプロフィールに自分の顔を出さないのはフェアではないと思うのです。」などなど、あくまで気楽なのだけど、気楽な中で最大限まじめに写真と向き合っている、その微妙なバランスが好き。

また、この人の写真を見ると相当現地の生活に溶け込んでるんだろうなあと思われたのですが、実は案外そうではなくて、あくまでも旅人として撮った写真であるということが分かり、その辺にちょっと勇気付けられた(というと大げさだけど)ような気もしたり。

それほど多くの写真家を知っているわけではない(というかむしろ全然知らない)ので、上記のような作風とパーソナリティを持った写真家はほかにもいるのかもしれませんが、とりあえず人生初の「好きな写真家」リストに入れさせていただく。

[テキストエディタ] xyzzy ... Windows界で最強のテキストエディタ(と使っている人は少なくとも信じているはず)。不思議とこのエディタを使っている人は一定の能力が担保されている気がするという、魔法のエディタ。向上心がないと使いこなせない、というか逆に使いにくいだけの道具なので、まあそういうことなのだと思う。

[ファイルリネーム] FlexibleRenamer ... Web関連は何かとリネームが多いので手でやってると死ねる。さすが Flexible を名乗っているだけあって、大体これで用は足ります。このツールを知っているだけで人生が1%程度有意義に活用できる。

[画像ビューワー] IrfanView ... 定番。ひかれた猫のアイコンだけなんとかして欲しい。

[ランチャ] bluewind ... キーボード使用のランチャ。なんか知らないがやたらと手になじむ。Web制作と関係ないけど。

[キーボードカスタマイズ] AltIME ... _(アンダースコア)を入力するのに Shift 押さなきゃいけない人生なんて耐えられません。IME の ON/OFF 切り替えに2つのキーを押す必要のある人生もまた同様。

[FTP] ... FFFTP、はかつて使っていたのですが、今ではシェアウェアの NextFTP にその座を奪われました。なんだかんだ言って NextFTP 圧勝なので、ここを見ているWeb制作者の人(いないと思うけど)で FFFTP を使っている人は、お金払って NextFTP に乗り換えましょう。

ほかにもいろいろありますが、毎日使う生産性への影響甚大なものだと、とりあえずこのあたりでしょうか。

せっかくなので、こちらも Lightbox.js でアルバム化。こうやって形を整えて見ると、ただPC上で見るよりも良い写真に見えるから不思議だ。

バンコク・アユタヤ旅行写真集 / ロンドン・グラスゴー旅行写真集

最近国内でもよく見かけるようになってきた Lightbox.js を試していたところ、「画像のグループ化をしていて、"Next"または"Prev"で表示した画像のキャプションが空だと、直前に表示されていた画像のキャプションが表示されてしまう」バグがあるみたいなので直しました。といっても、

// if caption is not null
if(imageArray[activeImage][1]){
  Element.show('caption');
  Element.setInnerHTML( 'caption', imageArray[activeImage][1]);
}

のあとに

else {
  Element.hide('caption');
}

と書いただけ。

しかしこれほどメジャーなスクリプトにこんなにシンプルで発覚しがちなバグがあるとも思えないので、自分が何か使い方を間違ってる気もしないではない。

というわけで、カンボジア・アンコール遺跡群 旅行写真集ができました。Lightbox.js は便利なんだぜ...。次はバンコクのやつもつくりますかね。

恋空

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「読んだ本」カテゴリに入れるのもどうかと思いましたが、賛否両論、というか(少なくともネット上に出てくる声としては)否が非常に多いようにも思われるこのケータイ小説、読んでみました(途中まで)。

(途中まで)に明らかなように、これはないwwwこれはないよwwwと思ったわけですが、果たして自分が高校生の時に読んだらどうだったろうかと考えると、それでもこれはないwwwと言い切れる、とは必ずしも言い切れないところがなかなか恐ろしいところである。昔は今から考えればずいぶん恥ずかしいことを考えたりやったりしたのは事実だし、誰でもきっとそうだと思いたい。いや、それでも「恋空」はないよwww。

リアリティがないのはとりあえず許容するとする、でも仮にリアリティがあったとしても、あの主人公達は共感できない。あれが今の高校生にウケたというのが事実として、彼ら彼女らは相当程度共感した(あるいは憧れを抱いた、という形かもしれないけど)とすると、率直にいって不安になる。

古代のパピルスにも「最近の若者はけしからん」という趣旨の言葉が書いてあったとかなかったとかいう話もあるのは承知しているし、それを言うのはナンセンスなことだと心底思うのだけど、それでもやっぱり許容できないと思ったのであえて書いておく。

昨年9月タイ、1月カンボジアと立て続けに海外旅行に行ってしまったわけですが、やはり海外旅行はイイ。その前に行ったのが2003年7月のUKなので、実に4年ぶり。その間は絶対的な忙しさはともかくとして、自分の仕事を代わってくれる人がいなかったので、平日に連休をとることなんて考えられなかった。また、GW、夏休み、年末年始のオンシーズンに出かけるのも阿呆のすることと信じて疑わなかったために、この空白期間と相成りました。

そして時は流れ......写真という楽しみとお金のことをあまり心配しなくてよいだけの経済力を身につけての旅行は、まさに愉悦のひととき。次はどこへ行こうか。

<次回渡航先候補地>

暫定:クロアチア

○ 風光明媚。行った人の評価がやけに高い。以下のラインナップでは一番安心安全な感じ。
× 一人で行くにはまったりしすぎている気も。

次点:ペルー

○ マチュピチュ遺跡はいつか行きたい、そしてアンデス地域の音楽がかなり好き。
× 遠い。どうせいくなら2週間欲しい(社会人としては月-金休んで9日が限界な気がする)。肝心なところで高山病でグダグダになりそう。

次点:インド

○ カオスっぷりがあついらしい。比較的近い。
× カオスすぎていろいろ心配(セキュリティおよび公衆衛生)。

次点:ケニア

○ 動物王国はすんごい感動するらしい。
× ツアー参加で心ゆくまで写真が撮れるのだろうか。現地の人の写真を撮ると、いちいちお金を払わないといけないらしいのも萎える。

こんなところでしょうか。多分今年中にどれか行く。全然具体的な予定はないものの、こうやって好き勝手できるのも実際のところ後数年と考えると、今のうちにやりたいことはやっておいた方がよいと思うので。

<英語>

とにかく英語の実力(特にリスニング)が足りねえ!と思い、もうちょっと勉強するぜと思って2chのリスニング力向上スレを覗いてみると、とにかく総合力を向上させないとリスニングは伸びない、つまり近道なし、という結論になっていて少々萎え気味。一応TOEIC的には日常生活に支障がないだけの英語力は持っていることになっているんだがと前々から思っていたのだけど、そのスレによるとTOEIC900点からがスタートである、と。まあ、実感としては確かにそんな感じではある。

今でも多少は勉強してるけど、いかんせん仕事が非常にドメスティックなので、どうもモチベーションと実践がなあ...。プログラミング関連で英語のコミュニティに参加していくとか、何か実践の場を設ける必要があるかと思われる。

<世代間格差>

タイ、カンボジアと行ってみると、やはり日本の経済力は世界一ィィィィィィって感じがして非常に快適なのですが、そのほとんどは我々の祖父母、父母世代のおかげであり、また、逆に子供、孫の世代にはおそらくその(途上国との)差は縮まっていて、今ほどの経済的優位性はないであろう(まあそのころには交通手段等もっと発達していて、ある意味もっと気軽に海外旅行を楽しめるのかもしれませんが)ということを考えると、我々は非常にラッキーだなと。とか考えると、まあ年金くらい気持ちよく払ってやろうではないかという気分にもなるってもんですよ。

<写真>

旅行と写真は切っても切れない。特に一人だと。多くの人にとってはカメラは記録のための道具であると思うのだけど、より"よい"写真を撮ろうという意識でファインダーに向かうと、それはその場所をより"よく"体験するための道具になる、ということは断言できる。技術の優劣は全く問わない。

そしてやっぱりD300( ゚Д゚) ホスィ...。

と、いうわけで全日程を終了し、ホテルで荷物をピックアップして土産物屋へ。

店員が声を掛けてきたので food はないかと訪ねたところ、うちは souvenier 屋なので food はありません、と。日本では food が最もポピュラーな souvenier なんだよとか言おうかと思ったのだけど、その辺はsouvenier の概念の違いということで流す。そして隣のコンビニっぽいところに売ってるというのでそっちに行く。すると、意外といろいろあるね。Angkor クッキー、Angkor ビール、Angkor タバコなどなど...。何気にこのあたりで出発まであと1時間半くらいだったので、大急ぎで買う。それにしても値段がやけに高いぜ...。クッキー大箱15US$とか日本と変わらないじゃないか。

そんなこんなで、バンコク経由で無事帰国。バンコクで荷物が乗り継いでくれていなかったので、成田から真冬なのに薄着で帰るというプレイはありましたが。荷物は2日後無事到着。カメラもパソコンも全部そっちに入っていたので、一瞬かなり焦った。

というわけでカンボジア、今回は遺跡群のみの観光だったけど、シェムリアップの街とか地方の集落とか、キリングフィールドとか、戦争博物館とか、もっといえば遺跡群に関しても行けなかった場所、もう一度行きたい場所、今回乾期だったので雨期にも行きたい場所、いろいろあってもう一度来たいと思える国でした。

遺跡に関していえば、最初は人の多さに辟易してこれならタイのアユタヤ遺跡(とにかく人が少なかった)の方が実は雰囲気的にはいいんじゃないかとか考えたりもしたのですが、改めて思い返してみると、観光客であったり、土産物売りであったり、タクシー・バイタク運転手であったり、監視員であったり、ただ遊んでいる現地の子供であったり、また、それらの人々の掛け合いであったり、そういう人の姿が遺跡と一体のものとして存在しているところがアンコール遺跡群の魅力であったな、と思う次第。

自分はツーリストとしては多分上位3%に入るくらい写真を撮ることは重視しているのだけど、写真的にもその辺の雰囲気を絵として切り取れたと思うものは何枚かあって、そこそこ満足してます。

大学3年の時以来、まとまった量の旅行のまとめ的なものは面倒くさくて書いていなかったのだけど、やはりこれをやると自分の中で消化できた感じがして良いね。

ベンメリアからの帰り道、ちょいと寄り道をしてトンレサップ湖 Tonle Sap Lake の水上生活者の村を見学。今までで一番の悪路を通ってボート乗り場へ。悪路すぎて、バンパーは壊れるはトラックがスタックするは大変なことになっていた。

水上生活者の村と言いつつ、実は乾期に見てみるとただの水辺に建てられた高床式の家屋で、これならちょっとずれた場所に普通の家を建てればいいんじゃ...と思うのだけど、雨期にはすんごく増水するので文字通りの水上生活になるらしい。湖から離れたところに住むのも不便だし、近くに住むと雨期に沈んじゃうしってことでこういう生活様式になったのだろう。こういう場所に住んでいるからには魚ばかり食べているのかと思いきや、筏の上に小屋を建てて豚や鶏、はたまたワニなんてのも育てているところがすごい。

こういう好奇の対象になりがちな人たちだからこそ、なんとなく遠慮がちに写真を撮っていると、Vannet が「問題ないから気にせず撮れ」だと。こいつ人の心を勝手に読みやがって。でも言われた通り気にせず撮る。そしたらとある舟に乗ったおばさんがすんごい笑顔を向けてくるので、なるほど確かに嫌がる様子ではないなとか思っていたら、この人はただの土産物売りでした。舟に土産物が満載で笑った。

主な交通手段は当然舟で、写真にもあるように子供が元気に舟をこぎまくっている姿が目立つ。我々の舟にも、気づいたら後ろに現地のおばあちゃんが乗り込んでいて、これまた気づいたらすでにどこかで降りていたり。

観光が盛んな場所なので、当然水上レストランもあり。そこで昼食。普通に美味しいですが、特に新鮮でビックリってこともないです。ここは Vannet が適当にメニューを見繕ってくれたのですが、焼き魚、フリッター、野菜炒めと3品もあってお腹がギリギリ。このくらい食べられるだろと思われたのに、残すのも屈辱だしねえ。

posted by (C)のむら

というわけで最終日ですね。アンコールエリアの入場券は3日分しか買っていないので、今日は郊外へ。チェックアウトがさらりと終わったので、集合時間の15分前でしたがホテルの外に出てみると Vannet が来てやがる。日本人より時間に正確だな。

東のアンコールと言われるベンメリア Beng Mealea、シェムリアップから車で約1時間半~2時間、とモノの本にはありますが1時間ちょっとで着きました。運転荒すぎ。しかも途中で交通事故目撃。原付が倒れて血溜まりができてます。その横で倒れた兵士が心臓マッサージされてます。どう見てもひき逃げ。Vannet 曰く、カンボジアでは hit-and-run が多い。誰も見てなかったら run-away してしまえば no problem だ、とか。まあこの国の警察力ではそれが現実なんだろう...。

で、ベンメリア。ジャングルに覆われた滅びの都。崩壊しまくってるのでガッカリ派と、だがそれがいい派に評価が分かれる遺跡みたいですが、自分は後者。むしろ今回行った中で一番好きなくらい。タ・プロームと似ているといえば似ているけど、こちらの方が人は圧倒的に少ないし、整備も全く進んでいないので、何か自分のための特別な場所という雰囲気があってオススメ。ラピュタのモデルになったとかならないとか言われているのも頷ける。唯一、ベスト・オブ・ナーガと言われる状態のよいナーガ像を見逃した気がするのがかなり心残りである。

ちなみに、ここは temple in jungle なので案内してやるということで Vannet がガイドについてくれました。そういうわりには本人サンダル履きですが(そもそもサンダルで終日車の運転というのがどうかと)。

posted by (C)のむら

シェムリアップ最後の夜なので、夕飯の前に軽くマッサージへ。バンコクきっての名店、有馬温泉に行きつけの身としてはカンボジアのマッサージのクオリティが軽く心配である。本当は有馬温泉で一度ひどい目に遭わされたので、怖いものなしですが。

さて、気になるメニューは、"トラディッショナルマッサージ" 20US$/1h(確か)。一応全身マッサージですが、疲れ取れ度は有馬温泉の"足つぼマッサージ(原文ママ)" 280Baht(≒1,000円)/1h の方が数段上な感じ。安いし、小綺麗だし、日本語通じるし、NHK流れてるし、有馬温泉のスペックの高さを思い知らされた結果に。夜遅めだったせいか他にお客さんがほとんどいず、会計に行こうとしたら別の施術室ではマッサージ師たちが寝そべってテレビ見てました。なんたるアットホームぶり。

その後は当然夕飯。適当なレストランで、中身をくりぬいたココナッツに魚を詰めたナントカという名物クメール料理と(アモック・トゥレイというやつかな)、最近お気に入りのチキンのサワースープ、そして steamed rice。あとマンゴージュース。以上を一人で淡々と食べる。どれもまあいける。まあいけるんだけど...アモック・トゥレイは、(見た目の異国情緒も含め)異国料理として食べればまあいけるってレベルで、トム・ヤム・クンみたいにその文化を日本に持ち帰りたいというレベルには達していない。また、サワースープはやっぱり酷暑の中で食べてこそ活きる味つけであると感じた(さすがにこの時期夜は結構涼しいです)。そもそも一品一品が複数人でシェアすること前提のサイズだから、一人で食べきると後半飽きる。でもトム・ヤム・クンだけは飽きない。

純粋な記録のために写真を撮るのがなんとなく好きではなくて、このあたりの写真が全くないのだけど、いざこうやって書いてみるとなぜ携帯でもよいから写真を撮らなかったのかと正直後悔している。

本日は以上。シェムリアップの街は光害ゼロをほぼ達成しているので、さぞかし星がよく見えるだろうと思いきや、夜はずっと薄曇りでせいぜい埼玉と同じレベルの星しか見えませんでした。あ、オリオン座だ、とかそのレベル。

なお、夜遊びするわけでもないので毎晩21時にはホテルに帰っているのだけど、地球の歩き方でその日に行った場所の復習をしたり、撮った写真の整理をしているとあっという間に寝る時間なのでした。むしろマウス握ったままウトウトする勢い。

さて、一行はアンコール・トムを抜け、タ・ケウ Ta Kev へやってきました。ここは写真がほとんどないので、多分見所もあまりなかったのだろう。数少ない写真を改めて見てみると、明らかに他の寺院に比べて無骨な印象。と思ったら、建造を始めた王様が急死したため、途中で放棄されたらしい。なるほど。

ここから3つは、アンコール遺跡群の南東、いわゆるロリュオス Roluos 遺跡群。アンコール遺跡群の前の王都だとか。京都に対する奈良といったところか。アンコール遺跡群ほどの見所ではないという意味では、この例えは言い得て妙という感じがする。

まずはロレイ Lolei。ここは正直遺跡としての見所はほとんどないのだけど、僧房、Vannet に言わせるところの Modern Temple が併設されていてアンコール遺跡群とはまた違った雰囲気が楽しめる。

posted by (C)のむら

そしてプリア・コー Preah Ko。牛が3頭いるとしか言いようがない。アンコール遺跡中最古の寺院だそうだけど、まあどうでもいいよ。カーラのレリーフに印象的なものが目立つのだけど、ほかに見るものがないから目立つだけという気もする。

posted by (C)のむら

最後に訪れたのが バコン Bakong。ここにも Modern Temple あり。そればかりか小学校もあるので、子供がたくさんいて和む。ほかにも花があったり池があったり、ここだけなぜか和み要素が満載。かと思えば見るも無惨の崩れ落ちた象があったり、昔と今が共存する変な空間ができあがっている。

posted by (C)のむら

駐車場に戻ると、車はあれど Vannet がいない。と思ったらハンモックで昼寝してやがる。土産物売りのおばちゃんも He is your driver ? っていって苦笑してました。彼に限らず、カンボジアはハンモックが盛んな国です。

今日は9時出発で遺跡の鬼となる。朝食は例によってホテルのビュッフェ。中庭席を使ってみたら微妙に肌寒い感じなんだが、欧米の方々は短パンサンダルで元気にしていたのできっと気のせいだろう。今日も Vannet は時間通りに来ていた。ところで、手持ちの現金がほとんどなかったのでホテルのフロントで両替したところ、10,000JPY→80US$ だとっ。レート悪すぎ。

まずは東メボン East Mebon 寺院から。かつては巨大な貯水池に囲まれた場所だったらしいのだけど、今は池は涸れてます。象の彫像がわかりやすくて○。地球の歩き方には等身大サイズと書いてあるのだけど、そんなに大きくはない(高さ1.5mくらいか)。ちなみにアジア象は体高2.5m~3mくらいらしいので、子象ということで。

posted by (C)のむら

続いて、タ・ソム Ta Som。ガイドブックでの扱いは大きくないけど、写真にもある通り、木の根に覆い尽くされた塔門とか表情が印象的なデバダーとか、決して広くはない場所に見所がギュッと詰まった渋いスポットなのである。

posted by (C)のむら

そして ニャック・ポアン Neak Pean。方形(1辺70m)の中央池の四辺にそれぞれこれまた方形の小さな池がある、というかかつてはあった。例によっては今は涸れてしまっているのだけど、水がたまっていれば、その中に彫像が沈んでいたりとさぞかし素敵な眺めであっただろうと思うと非常に惜しい。雨期でも池にはならないのですかね。静かで雰囲気がよいので少しボンヤリする。

次、アンコール・トムのすぐ北、プリア・カン Preah Khan。まず巨大なガルーダがナーガを捕まえているレリーフがインパクト大。順路を歩いていると見えるものだけでなく、少し川沿いに歩いていったところにさらに状態の良いのがあるので気をつけろ。ほかにも、(写真にある)ナーガにまたがるガルーダとか、ナーガで綱引きする阿修羅とか、見応えのある像、レリーフが多いのでオススメ。こうして見ると、どうもナーガはいじめられキャラらしい。

この遺跡に限らず、随所で周囲の枠だけ残して仏像が欠落したレリーフが見られるのだけど、これはヒンドゥー教徒によって削られたということである。アンコール遺跡群には仏教のものとヒンドゥー教のものがあるという話は聞いていたのだけど、やはりそこには様々な諍いがあったということか。

posted by (C)のむら

といったところで昼。今日は昨日、一昨日の食堂ではなくプリア・カン前の大衆っぽい食堂(でも実際は大衆向けではなく観光客向け)。正直昨日までの食堂の方が美味しかった。

夜はベタにアプサラダンス鑑賞。おトクなビュッフェ付きで12US$。ビュッフェスタイルだと日本人はどうしてもお腹の半分以上が steamed rice で埋まってしまうため、欧米人よりもコストパフォーマンス的に不利な気がする。大して美味しくもなかったからまあいいけど。

それにしてもお一人様は食事が寂しい。200~300席くらいはある場所だったけど、お一人様は約2名であった。本気でもう一人のお一人様に声掛けようかと思った。

あっという間にお腹いっぱいになって(会話がないので食べるのが早い)、手持ちぶさたにデザートをつついていると、アプサラダンス開始。手の動きが結構印象的だったりもするのだけど、劇団四季みたいな超絶技巧や華麗な演出があるわけでは決してないので、普段ハイエンドな ShowBiz を目にしている先進国の人たちにとっては正直どうってことないといえばどうってことない。そもそも神への捧げものであって人を楽しませるためのものではないしね。

が、そんなどうってことない踊りもまた、クメール・ルージュ時代には反革命的と言うことで弾圧(弾圧という言葉すら生ぬるい)の対象となったことは周知の通り。最悪の形でほとんど根絶しそうになったこの文化を、今また継承していこうとしている人々が今踊っている彼・彼女らおよびその師なのであるということを思うと、大変感慨深いのである。

初日の Vannet に対する見方のような部分も含め、ポル・ポトの黒歴史も現在の観光地としてのカンボジアにとっては1つの付加価値となっているのが、残念ながらまた現実か。

なお、席が微妙に遠かったので写真はなし。舞台終了後は踊り子さん達と写真を撮ることもできるのだけど、それもまたなし。上には書いていないけど、アプサラダンス以外にもソーラン節っぽいのとかいろいろやっていました。

朝食はホテルのビュッフェ。可もなく、不可もなく。

ちょっと仕事上の必要性に迫られ自称ビジネスセンターで自称高速インターネットを使ったのだけど(5US$/h)、回線がノスタルジックなほどに遅い。実際、ファイルをダウンロードしてみたら、10KB/s とか表示されてるんです。ISDNかよ。高速というのはPCからルーターまでが高速という意味らしい(そこは無駄に100BaseT)。

本日の遺跡観光は、5つの塔が並ぶ小さな寺院、プラサット・クラヴァン Prasat Kravan からスタート。見所という見所はないのだけど、他に人がいないので非常に静か。迫力のあるレリーフも拝めます。こういう小粒だけど良質なポイントを混ぜてくるとは、Vannet め、なかなか良いチョイスをするじゃあないか。

posted by (C)のむら

続いて、タ・プローム Ta Prohm。巨木の根っこが遺跡に食い込みまくっているという奇景で人気のメジャースポット。当然ツーリストで溢れ返っていて大変 noisy である。自然の力強さとか時の流れとか、いろいろなものを感じさせるとても良い場所なんだけどね。

posted by (C)のむら

どんどん行きます、次、スラ・スラン Sras Srang こと王の沐浴池。700m×300m もあるらしくなかなかいい眺め。で、道を挟んで反対側のバンテアイ・クデイ Banteay Kdei。順路をはずれたところで良い景色を発見し、団体客に勝った気分になる。

posted by (C)のむら
posted by (C)のむら

今日も昼食は昨日と同じレストランにて。昨日のサワースープが美味だったので、今日はチキンのサワースープとついでにデザートの Fried Banana を注文。これまた美味なのである。昨日は料理が来るまで長いこと待たされまくったのに今日はすぐに来たためか、食べ終わって駐車場に行っても Vannet がいない。

なので暇つぶしにその辺をブラブラしてたら、物売りの子供に囲まれてなんか大人気の大人みたいな感じになった。ちなみにアンコール遺跡群周辺で子供が売っているのは、主に絵はがき(10枚1US$)とか簡素なアクセサリー(腕輪とか)、あと笛なんてのもあった。こいつらは結構タフで、日本人と見るや絵はがきを1から10まで日本語で数えてみたり、オニイサンカッコイイ!とか言ってみたり、笛を吹いて実演してみたり、10個で1US$の腕輪を30個で1US$くらいまで値引いてみたりする。まあいずれも大人に入れ知恵されてやってることだろうから特に賢いわけでもない普通の子供には違いないのですが、大人に言われたことを淡々とマジメにこなすという意味ではやっぱりタフな子供達だと思う。

ちなみに、遺跡内または周辺をうろうろしている非定住型土産物売り(大人も子供も)から土産物を買っていたのは、欧米人が多かった。日本人、韓国人、中国人が買ってるのはほとんど見かけず。自分もまた然り。

そして次、バンテアイ・スレイ Banteay Srei。紅色砂岩に彫られたレリーフの状態が良く、見応えあり。このあたりになってくると、段々と遺跡の保存状態にも拘り始める。破損や摩耗の少ない彫像やレリーフを見ると得した気分になったりするという、ちょっとした遺跡フリーク状態。

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午後もどんどん行きます、次、バンテアイ・サムレ Banteay Samre。ここも比較的マイナーなのであまり人気がなくて雰囲気○。でも見所もあまりないという諸刃の刃。

といったところで夕刻なので、昨日は見られなかったサンセット鑑賞に再チャレンジ。今日は場所を変えて、プレ・ループ Pre Rup 寺院より。プノン・バケンほどではないものの、やはり人出が多く盛り上がる。残念ながら今回も太陽は雲の中に沈んでいったのだけど、その前に真っ赤な夕日はある程度見えたので so so といったところ。

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アンコール遺跡群の入場券3日分(40US$)を買ってまずはアンコール・トム Angkor Thom へ。Vannet は移動中、次の目的地のことをいろいろと説明してくれるのだけど、実は半分も聞き取れず流しまくっていたことはタイミングを失ってついぞ言い出せなかった。この場を借りてお詫び申し上げる。アンコール・トムは、巨大な顔のレリーフが見覚えのあるバイヨン Bayon を筆頭に、象のテラス Elephant Terrace、ライ王のテラス Leperking Terrace、プラサット・スゥル・プラット Prasat Suor Prat などなど見所いっぱい。ていうか広すぎる。歩きまわっていきなり疲れた。

プラサット・スゥル・プラット周辺で子供が僕の写真撮りなよ的なことを言っているので、ワナの臭いを感じつつ撮るとベタに1US$要求される。1US$はぼったくりすぎだと思ったけど値切ることもできない(セント硬貨持ってない、というか現地で流通していない&現地通貨のリエル[4,000R≒1US$]持ってない)ので要求を却下し続けていると、相手が多少譲歩して「じゃあタイバーツちょうだい」となる。撮ってしまった以上ノーマネーでフィニッシュするのもゲームのルール違反という気がしたので、20Baht[1Baht≒3.7円]で手打ち。後で写真を見てみると、なかなか邪悪さがにじみ出た表情をしておりこれはこれでクオリティの高い写真であると言えよう。

そういえば、ガキの要求は1US$から急にタイバーツになったのだけど、リエルってなんでそんなに人気ないの?容易にインフレしそうだからって話はありえるけど、そもそもあなたたち貯蓄なんてしないでしょうって思うのですが。

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で、すでにとっくに昼過ぎなので遅めのランチですよ。適当にレストランに連れて行ってもらう(シェムリアップのレストランはほとんど外国人向け)。水分が足りなくて弱っていたので Sour Soup with Fish, Tomato and Pineapple (with steamed rice) なるものを頼んでみたところ、これがなかなか結構なお味で。酢豚に入ってるパイナップルってどうなのよと常々思っていたのですが、これはあり。暑さにスープとトマトの酸味が心地よく、パイナップルの甘みも絶妙なハーモニー。でも3US$は高いよ。あとマンゴーシェイクも頼んだけどこっちは注文を華麗にスルーされました。ムキになって改めて頼んだけど。ちなみにこのお店、ウェイター&ウェイトレスが明らかに未成年(中学生くらいか)なんだけどまあ普通のことなんだろうねきっと。

とりあえず復活したので続いて真打ちアンコール・ワット Angkor Wat。ここは正直あれだね、来たという事実があれば良いよ。何でかというと、とにかく人大杉。しかも日本人と韓国人(声がデカい)のツアー客が多いので遺跡観光の必須要素である静謐さのかけらもなく非常にグダグダでした。見所も、参道からのあの風景以外は案外地味だよ。あーテレビで見たあの風景だ、って感慨に浸れればそれで十分。何なら参道からの眺めだけ確認して帰ってもいい。

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とはいえアンコール・ワットは結構広いので見終わるともう夕方。夕方とくればサンセット見物ははずせないイベントらしいので、No.1人気スポットのプノン・バケン Phnom Bakheng の丘へ。丘はともかくとして、寺院の階段がきつすぎて(というかすでに階段とは言えないレベル)油断すると事故必至なのでみんな気をつけろ。

肝心のサンセットはどうだったかというと、これからというところで太陽が雲の中に入ってしまったのでサンセット自体は見られず。でもシェムリアップ中のツーリストが集まってるんじゃないかってくらい異常な人出で、みんなで起こるか起こらないか分からない事象の訪れを待つという、これはこれで得難い体験という気がした。言ってみたらスケールの大きい映画館って感じでしょうか。

その後ホテルへ帰り、今朝は4時起きと非常に早かったので夕食も食べずに力尽きて寝る。

空港からホテルまでは当然シータク。5US$。空港から市街が近いので、バンコクに比べて結構高いと思う。バイクシータクなら1US$ですが、自分でバイクに乗る身としては危険すぎて人の運転に命をゆだねることはできないというのが率直なところなのでバイクシータクはなし。

道中、シータクの運転手 Vannet は当然 Hey You 俺をチャーターしないか?1日25US$で。と来るわけですが、当然ぼったくりだろうと思って too expensive, ha ha! と流す。で、こっそり地球の歩き方をチェックすると、相場は 25~30US$/day ということでいきなり正直なやつに思えてきたので翻意して契約。

諸々の情報および実体験から、発展途上国の観光客相手の商売人はみんなボることしか考えてない意地汚い輩という認識は正直否めなかったのだけど、考えてみればこの Vanett は年齢からしてかの有名なポル・ポト率いるクメール・ルージュの暗い時代を生き抜いて来ているのであり、英語もちゃんと勉強して、話を聞く限り国の歴史や遺跡のこともそれなりに詳しいらしいという、まあなんというか年長者として敬意を払わなければいけない対象なのかもしれないな、と最初にぼったくり扱いして少々申し訳なかったと思ったりした。

ただし運転はすごく......荒いです。とにかくクラクションを鳴らして追い越しをかけずにはいられないタイプ。でもクラクション鳴らしまくりなので意外と事故はしにくいタイプとみた。まあ見たところ交通ルールなどあってないようなもので、みんな多かれ少なかれ似たようなもの。なので最悪事故ってもダメージが少なくてすむように滞在中の足はバイクでもトゥクトゥクでもなく車にしたという部分もある。

空港からシェムリアップ市街に入るまでは基本的に何もない。農地、あるいは野原、あるいは森が広がるばかり。大変貧しい国だなというのが第一印象。市街に入っても道は狭くて残りの未舗装部分から砂埃が立ちまくり、建物も低層のものばかりでなおかつ建設中なんだかすでに放棄されてるんだか分からないような状態の中途半端な建物が多く(まあ前者なんだろうけど)かなり発展途上な感じである。

そして滞在先であるアンコールセンチュリー リゾート&スパ到着。確か1泊1万円くらいの4つ星ホテルだった気がする。日本人スタッフがいて安心。部屋はさすがにすごく......広いです、ちょっとしたバルコニーもあります。いくら広くても一人なんで寂しいだけですが。到着時にスカーフを1枚プレゼントしてくれた。普通ならイラネーヨとなるところなのですが、日差しが強いので案外これが重宝。ていうか装備し続けてた。

さて、年始は無事カンボジアに行って帰って来た訳ですが、今回は記憶が残っているうちに起こったことなどを書き留めておこう。

1月2日、バンコク経由でシェムリアップ Siem Reap へ。バンコクでの搭乗時、ほとんど全員が機内に入ったところで地上係員が走ってきて、ゴメンこの飛行機プノンペン行きだったわ、バスに戻ってね、と言うわけですよ。ほんとタイ人はしょうがないなと。まあタイ人だから別にいいけど、とか思いながらバスに戻って改めてシェムリアップ行きの飛行機に搭乗しようとしたまさにそのとき、おまえの便はこれじゃなくて次だけど、って突っ込まれるというまさかのオチ。職員用のバンで正しい便のところまで連れて行ってもらいました。しょうがないのは日本人もだったね。でも搭乗口でスルーしちゃってるのもどうかと思うよ。

そんなこんなでおよそ1時間後(飛行時間35分でも朝食が出るというサービスぶり)、なんとかシェムリアップ着。飛行機を降りて50m位歩くともう入国審査場というコンパクトサイズ。素晴らしい。この入国前エリアがなんか楽しげで意外な感じ。まずビザ発給カウンターの役人達がやたらと和気あいあいとおしゃべりしながら仕事してるのが印象的。おしゃべりしてないで手早くやれよって思わないでもないのですが、まあこれはこれでありでしょう。異常に爆笑してるやつもいて思わずつられ笑いするツーリストが自分含め数名。ビザ代ぼったくる係員がいるとかいないとかいう噂もあったのだけど、そんな雰囲気は全くなし。空港が新しくなって変わったのかね。

なおビザ発給は、必要書類とパスポートを渡すとしばらく経ってから名前が呼ばれてビザをもらえるという手順なのだけど、そこで呼ばれた名前はなぜか「ニチ!ムラ!」って誰よそれ。アルファベット表記の氏名それぞれ、最初の数文字を抜けばそうなるんだけど、普通そうならないでしょ。発音の問題ではなくてビザそのものがその通り間違ってて、手書きで直してました。

入国審査においては、他国ではおまえ何がそんなに不満なのってくらい無愛想なのがだいたい相場なのですが、所々ににこやかな人が混ざっててこれもまたいい感じなのである(大差ないっちゃ大差ないですが)。列に並んでいる間はテレビでNBAが流れてるので暇つぶしになるというのもポイント高い。何その意外なホスピタリティ。

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