カンボジア日記の最近のブログ記事

と、いうわけで全日程を終了し、ホテルで荷物をピックアップして土産物屋へ。

店員が声を掛けてきたので food はないかと訪ねたところ、うちは souvenier 屋なので food はありません、と。日本では food が最もポピュラーな souvenier なんだよとか言おうかと思ったのだけど、その辺はsouvenier の概念の違いということで流す。そして隣のコンビニっぽいところに売ってるというのでそっちに行く。すると、意外といろいろあるね。Angkor クッキー、Angkor ビール、Angkor タバコなどなど...。何気にこのあたりで出発まであと1時間半くらいだったので、大急ぎで買う。それにしても値段がやけに高いぜ...。クッキー大箱15US$とか日本と変わらないじゃないか。

そんなこんなで、バンコク経由で無事帰国。バンコクで荷物が乗り継いでくれていなかったので、成田から真冬なのに薄着で帰るというプレイはありましたが。荷物は2日後無事到着。カメラもパソコンも全部そっちに入っていたので、一瞬かなり焦った。

というわけでカンボジア、今回は遺跡群のみの観光だったけど、シェムリアップの街とか地方の集落とか、キリングフィールドとか、戦争博物館とか、もっといえば遺跡群に関しても行けなかった場所、もう一度行きたい場所、今回乾期だったので雨期にも行きたい場所、いろいろあってもう一度来たいと思える国でした。

遺跡に関していえば、最初は人の多さに辟易してこれならタイのアユタヤ遺跡(とにかく人が少なかった)の方が実は雰囲気的にはいいんじゃないかとか考えたりもしたのですが、改めて思い返してみると、観光客であったり、土産物売りであったり、タクシー・バイタク運転手であったり、監視員であったり、ただ遊んでいる現地の子供であったり、また、それらの人々の掛け合いであったり、そういう人の姿が遺跡と一体のものとして存在しているところがアンコール遺跡群の魅力であったな、と思う次第。

自分はツーリストとしては多分上位3%に入るくらい写真を撮ることは重視しているのだけど、写真的にもその辺の雰囲気を絵として切り取れたと思うものは何枚かあって、そこそこ満足してます。

大学3年の時以来、まとまった量の旅行のまとめ的なものは面倒くさくて書いていなかったのだけど、やはりこれをやると自分の中で消化できた感じがして良いね。

ベンメリアからの帰り道、ちょいと寄り道をしてトンレサップ湖 Tonle Sap Lake の水上生活者の村を見学。今までで一番の悪路を通ってボート乗り場へ。悪路すぎて、バンパーは壊れるはトラックがスタックするは大変なことになっていた。

水上生活者の村と言いつつ、実は乾期に見てみるとただの水辺に建てられた高床式の家屋で、これならちょっとずれた場所に普通の家を建てればいいんじゃ...と思うのだけど、雨期にはすんごく増水するので文字通りの水上生活になるらしい。湖から離れたところに住むのも不便だし、近くに住むと雨期に沈んじゃうしってことでこういう生活様式になったのだろう。こういう場所に住んでいるからには魚ばかり食べているのかと思いきや、筏の上に小屋を建てて豚や鶏、はたまたワニなんてのも育てているところがすごい。

こういう好奇の対象になりがちな人たちだからこそ、なんとなく遠慮がちに写真を撮っていると、Vannet が「問題ないから気にせず撮れ」だと。こいつ人の心を勝手に読みやがって。でも言われた通り気にせず撮る。そしたらとある舟に乗ったおばさんがすんごい笑顔を向けてくるので、なるほど確かに嫌がる様子ではないなとか思っていたら、この人はただの土産物売りでした。舟に土産物が満載で笑った。

主な交通手段は当然舟で、写真にもあるように子供が元気に舟をこぎまくっている姿が目立つ。我々の舟にも、気づいたら後ろに現地のおばあちゃんが乗り込んでいて、これまた気づいたらすでにどこかで降りていたり。

観光が盛んな場所なので、当然水上レストランもあり。そこで昼食。普通に美味しいですが、特に新鮮でビックリってこともないです。ここは Vannet が適当にメニューを見繕ってくれたのですが、焼き魚、フリッター、野菜炒めと3品もあってお腹がギリギリ。このくらい食べられるだろと思われたのに、残すのも屈辱だしねえ。

posted by (C)のむら

というわけで最終日ですね。アンコールエリアの入場券は3日分しか買っていないので、今日は郊外へ。チェックアウトがさらりと終わったので、集合時間の15分前でしたがホテルの外に出てみると Vannet が来てやがる。日本人より時間に正確だな。

東のアンコールと言われるベンメリア Beng Mealea、シェムリアップから車で約1時間半~2時間、とモノの本にはありますが1時間ちょっとで着きました。運転荒すぎ。しかも途中で交通事故目撃。原付が倒れて血溜まりができてます。その横で倒れた兵士が心臓マッサージされてます。どう見てもひき逃げ。Vannet 曰く、カンボジアでは hit-and-run が多い。誰も見てなかったら run-away してしまえば no problem だ、とか。まあこの国の警察力ではそれが現実なんだろう...。

で、ベンメリア。ジャングルに覆われた滅びの都。崩壊しまくってるのでガッカリ派と、だがそれがいい派に評価が分かれる遺跡みたいですが、自分は後者。むしろ今回行った中で一番好きなくらい。タ・プロームと似ているといえば似ているけど、こちらの方が人は圧倒的に少ないし、整備も全く進んでいないので、何か自分のための特別な場所という雰囲気があってオススメ。ラピュタのモデルになったとかならないとか言われているのも頷ける。唯一、ベスト・オブ・ナーガと言われる状態のよいナーガ像を見逃した気がするのがかなり心残りである。

ちなみに、ここは temple in jungle なので案内してやるということで Vannet がガイドについてくれました。そういうわりには本人サンダル履きですが(そもそもサンダルで終日車の運転というのがどうかと)。

posted by (C)のむら

シェムリアップ最後の夜なので、夕飯の前に軽くマッサージへ。バンコクきっての名店、有馬温泉に行きつけの身としてはカンボジアのマッサージのクオリティが軽く心配である。本当は有馬温泉で一度ひどい目に遭わされたので、怖いものなしですが。

さて、気になるメニューは、"トラディッショナルマッサージ" 20US$/1h(確か)。一応全身マッサージですが、疲れ取れ度は有馬温泉の"足つぼマッサージ(原文ママ)" 280Baht(≒1,000円)/1h の方が数段上な感じ。安いし、小綺麗だし、日本語通じるし、NHK流れてるし、有馬温泉のスペックの高さを思い知らされた結果に。夜遅めだったせいか他にお客さんがほとんどいず、会計に行こうとしたら別の施術室ではマッサージ師たちが寝そべってテレビ見てました。なんたるアットホームぶり。

その後は当然夕飯。適当なレストランで、中身をくりぬいたココナッツに魚を詰めたナントカという名物クメール料理と(アモック・トゥレイというやつかな)、最近お気に入りのチキンのサワースープ、そして steamed rice。あとマンゴージュース。以上を一人で淡々と食べる。どれもまあいける。まあいけるんだけど...アモック・トゥレイは、(見た目の異国情緒も含め)異国料理として食べればまあいけるってレベルで、トム・ヤム・クンみたいにその文化を日本に持ち帰りたいというレベルには達していない。また、サワースープはやっぱり酷暑の中で食べてこそ活きる味つけであると感じた(さすがにこの時期夜は結構涼しいです)。そもそも一品一品が複数人でシェアすること前提のサイズだから、一人で食べきると後半飽きる。でもトム・ヤム・クンだけは飽きない。

純粋な記録のために写真を撮るのがなんとなく好きではなくて、このあたりの写真が全くないのだけど、いざこうやって書いてみるとなぜ携帯でもよいから写真を撮らなかったのかと正直後悔している。

本日は以上。シェムリアップの街は光害ゼロをほぼ達成しているので、さぞかし星がよく見えるだろうと思いきや、夜はずっと薄曇りでせいぜい埼玉と同じレベルの星しか見えませんでした。あ、オリオン座だ、とかそのレベル。

なお、夜遊びするわけでもないので毎晩21時にはホテルに帰っているのだけど、地球の歩き方でその日に行った場所の復習をしたり、撮った写真の整理をしているとあっという間に寝る時間なのでした。むしろマウス握ったままウトウトする勢い。

さて、一行はアンコール・トムを抜け、タ・ケウ Ta Kev へやってきました。ここは写真がほとんどないので、多分見所もあまりなかったのだろう。数少ない写真を改めて見てみると、明らかに他の寺院に比べて無骨な印象。と思ったら、建造を始めた王様が急死したため、途中で放棄されたらしい。なるほど。

ここから3つは、アンコール遺跡群の南東、いわゆるロリュオス Roluos 遺跡群。アンコール遺跡群の前の王都だとか。京都に対する奈良といったところか。アンコール遺跡群ほどの見所ではないという意味では、この例えは言い得て妙という感じがする。

まずはロレイ Lolei。ここは正直遺跡としての見所はほとんどないのだけど、僧房、Vannet に言わせるところの Modern Temple が併設されていてアンコール遺跡群とはまた違った雰囲気が楽しめる。

posted by (C)のむら

そしてプリア・コー Preah Ko。牛が3頭いるとしか言いようがない。アンコール遺跡中最古の寺院だそうだけど、まあどうでもいいよ。カーラのレリーフに印象的なものが目立つのだけど、ほかに見るものがないから目立つだけという気もする。

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最後に訪れたのが バコン Bakong。ここにも Modern Temple あり。そればかりか小学校もあるので、子供がたくさんいて和む。ほかにも花があったり池があったり、ここだけなぜか和み要素が満載。かと思えば見るも無惨の崩れ落ちた象があったり、昔と今が共存する変な空間ができあがっている。

posted by (C)のむら

駐車場に戻ると、車はあれど Vannet がいない。と思ったらハンモックで昼寝してやがる。土産物売りのおばちゃんも He is your driver ? っていって苦笑してました。彼に限らず、カンボジアはハンモックが盛んな国です。

今日は9時出発で遺跡の鬼となる。朝食は例によってホテルのビュッフェ。中庭席を使ってみたら微妙に肌寒い感じなんだが、欧米の方々は短パンサンダルで元気にしていたのできっと気のせいだろう。今日も Vannet は時間通りに来ていた。ところで、手持ちの現金がほとんどなかったのでホテルのフロントで両替したところ、10,000JPY→80US$ だとっ。レート悪すぎ。

まずは東メボン East Mebon 寺院から。かつては巨大な貯水池に囲まれた場所だったらしいのだけど、今は池は涸れてます。象の彫像がわかりやすくて○。地球の歩き方には等身大サイズと書いてあるのだけど、そんなに大きくはない(高さ1.5mくらいか)。ちなみにアジア象は体高2.5m~3mくらいらしいので、子象ということで。

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続いて、タ・ソム Ta Som。ガイドブックでの扱いは大きくないけど、写真にもある通り、木の根に覆い尽くされた塔門とか表情が印象的なデバダーとか、決して広くはない場所に見所がギュッと詰まった渋いスポットなのである。

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そして ニャック・ポアン Neak Pean。方形(1辺70m)の中央池の四辺にそれぞれこれまた方形の小さな池がある、というかかつてはあった。例によっては今は涸れてしまっているのだけど、水がたまっていれば、その中に彫像が沈んでいたりとさぞかし素敵な眺めであっただろうと思うと非常に惜しい。雨期でも池にはならないのですかね。静かで雰囲気がよいので少しボンヤリする。

次、アンコール・トムのすぐ北、プリア・カン Preah Khan。まず巨大なガルーダがナーガを捕まえているレリーフがインパクト大。順路を歩いていると見えるものだけでなく、少し川沿いに歩いていったところにさらに状態の良いのがあるので気をつけろ。ほかにも、(写真にある)ナーガにまたがるガルーダとか、ナーガで綱引きする阿修羅とか、見応えのある像、レリーフが多いのでオススメ。こうして見ると、どうもナーガはいじめられキャラらしい。

この遺跡に限らず、随所で周囲の枠だけ残して仏像が欠落したレリーフが見られるのだけど、これはヒンドゥー教徒によって削られたということである。アンコール遺跡群には仏教のものとヒンドゥー教のものがあるという話は聞いていたのだけど、やはりそこには様々な諍いがあったということか。

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といったところで昼。今日は昨日、一昨日の食堂ではなくプリア・カン前の大衆っぽい食堂(でも実際は大衆向けではなく観光客向け)。正直昨日までの食堂の方が美味しかった。

夜はベタにアプサラダンス鑑賞。おトクなビュッフェ付きで12US$。ビュッフェスタイルだと日本人はどうしてもお腹の半分以上が steamed rice で埋まってしまうため、欧米人よりもコストパフォーマンス的に不利な気がする。大して美味しくもなかったからまあいいけど。

それにしてもお一人様は食事が寂しい。200~300席くらいはある場所だったけど、お一人様は約2名であった。本気でもう一人のお一人様に声掛けようかと思った。

あっという間にお腹いっぱいになって(会話がないので食べるのが早い)、手持ちぶさたにデザートをつついていると、アプサラダンス開始。手の動きが結構印象的だったりもするのだけど、劇団四季みたいな超絶技巧や華麗な演出があるわけでは決してないので、普段ハイエンドな ShowBiz を目にしている先進国の人たちにとっては正直どうってことないといえばどうってことない。そもそも神への捧げものであって人を楽しませるためのものではないしね。

が、そんなどうってことない踊りもまた、クメール・ルージュ時代には反革命的と言うことで弾圧(弾圧という言葉すら生ぬるい)の対象となったことは周知の通り。最悪の形でほとんど根絶しそうになったこの文化を、今また継承していこうとしている人々が今踊っている彼・彼女らおよびその師なのであるということを思うと、大変感慨深いのである。

初日の Vannet に対する見方のような部分も含め、ポル・ポトの黒歴史も現在の観光地としてのカンボジアにとっては1つの付加価値となっているのが、残念ながらまた現実か。

なお、席が微妙に遠かったので写真はなし。舞台終了後は踊り子さん達と写真を撮ることもできるのだけど、それもまたなし。上には書いていないけど、アプサラダンス以外にもソーラン節っぽいのとかいろいろやっていました。

朝食はホテルのビュッフェ。可もなく、不可もなく。

ちょっと仕事上の必要性に迫られ自称ビジネスセンターで自称高速インターネットを使ったのだけど(5US$/h)、回線がノスタルジックなほどに遅い。実際、ファイルをダウンロードしてみたら、10KB/s とか表示されてるんです。ISDNかよ。高速というのはPCからルーターまでが高速という意味らしい(そこは無駄に100BaseT)。

本日の遺跡観光は、5つの塔が並ぶ小さな寺院、プラサット・クラヴァン Prasat Kravan からスタート。見所という見所はないのだけど、他に人がいないので非常に静か。迫力のあるレリーフも拝めます。こういう小粒だけど良質なポイントを混ぜてくるとは、Vannet め、なかなか良いチョイスをするじゃあないか。

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続いて、タ・プローム Ta Prohm。巨木の根っこが遺跡に食い込みまくっているという奇景で人気のメジャースポット。当然ツーリストで溢れ返っていて大変 noisy である。自然の力強さとか時の流れとか、いろいろなものを感じさせるとても良い場所なんだけどね。

posted by (C)のむら

どんどん行きます、次、スラ・スラン Sras Srang こと王の沐浴池。700m×300m もあるらしくなかなかいい眺め。で、道を挟んで反対側のバンテアイ・クデイ Banteay Kdei。順路をはずれたところで良い景色を発見し、団体客に勝った気分になる。

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今日も昼食は昨日と同じレストランにて。昨日のサワースープが美味だったので、今日はチキンのサワースープとついでにデザートの Fried Banana を注文。これまた美味なのである。昨日は料理が来るまで長いこと待たされまくったのに今日はすぐに来たためか、食べ終わって駐車場に行っても Vannet がいない。

なので暇つぶしにその辺をブラブラしてたら、物売りの子供に囲まれてなんか大人気の大人みたいな感じになった。ちなみにアンコール遺跡群周辺で子供が売っているのは、主に絵はがき(10枚1US$)とか簡素なアクセサリー(腕輪とか)、あと笛なんてのもあった。こいつらは結構タフで、日本人と見るや絵はがきを1から10まで日本語で数えてみたり、オニイサンカッコイイ!とか言ってみたり、笛を吹いて実演してみたり、10個で1US$の腕輪を30個で1US$くらいまで値引いてみたりする。まあいずれも大人に入れ知恵されてやってることだろうから特に賢いわけでもない普通の子供には違いないのですが、大人に言われたことを淡々とマジメにこなすという意味ではやっぱりタフな子供達だと思う。

ちなみに、遺跡内または周辺をうろうろしている非定住型土産物売り(大人も子供も)から土産物を買っていたのは、欧米人が多かった。日本人、韓国人、中国人が買ってるのはほとんど見かけず。自分もまた然り。

そして次、バンテアイ・スレイ Banteay Srei。紅色砂岩に彫られたレリーフの状態が良く、見応えあり。このあたりになってくると、段々と遺跡の保存状態にも拘り始める。破損や摩耗の少ない彫像やレリーフを見ると得した気分になったりするという、ちょっとした遺跡フリーク状態。

posted by (C)のむら

午後もどんどん行きます、次、バンテアイ・サムレ Banteay Samre。ここも比較的マイナーなのであまり人気がなくて雰囲気○。でも見所もあまりないという諸刃の刃。

といったところで夕刻なので、昨日は見られなかったサンセット鑑賞に再チャレンジ。今日は場所を変えて、プレ・ループ Pre Rup 寺院より。プノン・バケンほどではないものの、やはり人出が多く盛り上がる。残念ながら今回も太陽は雲の中に沈んでいったのだけど、その前に真っ赤な夕日はある程度見えたので so so といったところ。

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アンコール遺跡群の入場券3日分(40US$)を買ってまずはアンコール・トム Angkor Thom へ。Vannet は移動中、次の目的地のことをいろいろと説明してくれるのだけど、実は半分も聞き取れず流しまくっていたことはタイミングを失ってついぞ言い出せなかった。この場を借りてお詫び申し上げる。アンコール・トムは、巨大な顔のレリーフが見覚えのあるバイヨン Bayon を筆頭に、象のテラス Elephant Terrace、ライ王のテラス Leperking Terrace、プラサット・スゥル・プラット Prasat Suor Prat などなど見所いっぱい。ていうか広すぎる。歩きまわっていきなり疲れた。

プラサット・スゥル・プラット周辺で子供が僕の写真撮りなよ的なことを言っているので、ワナの臭いを感じつつ撮るとベタに1US$要求される。1US$はぼったくりすぎだと思ったけど値切ることもできない(セント硬貨持ってない、というか現地で流通していない&現地通貨のリエル[4,000R≒1US$]持ってない)ので要求を却下し続けていると、相手が多少譲歩して「じゃあタイバーツちょうだい」となる。撮ってしまった以上ノーマネーでフィニッシュするのもゲームのルール違反という気がしたので、20Baht[1Baht≒3.7円]で手打ち。後で写真を見てみると、なかなか邪悪さがにじみ出た表情をしておりこれはこれでクオリティの高い写真であると言えよう。

そういえば、ガキの要求は1US$から急にタイバーツになったのだけど、リエルってなんでそんなに人気ないの?容易にインフレしそうだからって話はありえるけど、そもそもあなたたち貯蓄なんてしないでしょうって思うのですが。

posted by (C)のむら

で、すでにとっくに昼過ぎなので遅めのランチですよ。適当にレストランに連れて行ってもらう(シェムリアップのレストランはほとんど外国人向け)。水分が足りなくて弱っていたので Sour Soup with Fish, Tomato and Pineapple (with steamed rice) なるものを頼んでみたところ、これがなかなか結構なお味で。酢豚に入ってるパイナップルってどうなのよと常々思っていたのですが、これはあり。暑さにスープとトマトの酸味が心地よく、パイナップルの甘みも絶妙なハーモニー。でも3US$は高いよ。あとマンゴーシェイクも頼んだけどこっちは注文を華麗にスルーされました。ムキになって改めて頼んだけど。ちなみにこのお店、ウェイター&ウェイトレスが明らかに未成年(中学生くらいか)なんだけどまあ普通のことなんだろうねきっと。

とりあえず復活したので続いて真打ちアンコール・ワット Angkor Wat。ここは正直あれだね、来たという事実があれば良いよ。何でかというと、とにかく人大杉。しかも日本人と韓国人(声がデカい)のツアー客が多いので遺跡観光の必須要素である静謐さのかけらもなく非常にグダグダでした。見所も、参道からのあの風景以外は案外地味だよ。あーテレビで見たあの風景だ、って感慨に浸れればそれで十分。何なら参道からの眺めだけ確認して帰ってもいい。

posted by (C)のむら

とはいえアンコール・ワットは結構広いので見終わるともう夕方。夕方とくればサンセット見物ははずせないイベントらしいので、No.1人気スポットのプノン・バケン Phnom Bakheng の丘へ。丘はともかくとして、寺院の階段がきつすぎて(というかすでに階段とは言えないレベル)油断すると事故必至なのでみんな気をつけろ。

肝心のサンセットはどうだったかというと、これからというところで太陽が雲の中に入ってしまったのでサンセット自体は見られず。でもシェムリアップ中のツーリストが集まってるんじゃないかってくらい異常な人出で、みんなで起こるか起こらないか分からない事象の訪れを待つという、これはこれで得難い体験という気がした。言ってみたらスケールの大きい映画館って感じでしょうか。

その後ホテルへ帰り、今朝は4時起きと非常に早かったので夕食も食べずに力尽きて寝る。

空港からホテルまでは当然シータク。5US$。空港から市街が近いので、バンコクに比べて結構高いと思う。バイクシータクなら1US$ですが、自分でバイクに乗る身としては危険すぎて人の運転に命をゆだねることはできないというのが率直なところなのでバイクシータクはなし。

道中、シータクの運転手 Vannet は当然 Hey You 俺をチャーターしないか?1日25US$で。と来るわけですが、当然ぼったくりだろうと思って too expensive, ha ha! と流す。で、こっそり地球の歩き方をチェックすると、相場は 25~30US$/day ということでいきなり正直なやつに思えてきたので翻意して契約。

諸々の情報および実体験から、発展途上国の観光客相手の商売人はみんなボることしか考えてない意地汚い輩という認識は正直否めなかったのだけど、考えてみればこの Vanett は年齢からしてかの有名なポル・ポト率いるクメール・ルージュの暗い時代を生き抜いて来ているのであり、英語もちゃんと勉強して、話を聞く限り国の歴史や遺跡のこともそれなりに詳しいらしいという、まあなんというか年長者として敬意を払わなければいけない対象なのかもしれないな、と最初にぼったくり扱いして少々申し訳なかったと思ったりした。

ただし運転はすごく......荒いです。とにかくクラクションを鳴らして追い越しをかけずにはいられないタイプ。でもクラクション鳴らしまくりなので意外と事故はしにくいタイプとみた。まあ見たところ交通ルールなどあってないようなもので、みんな多かれ少なかれ似たようなもの。なので最悪事故ってもダメージが少なくてすむように滞在中の足はバイクでもトゥクトゥクでもなく車にしたという部分もある。

空港からシェムリアップ市街に入るまでは基本的に何もない。農地、あるいは野原、あるいは森が広がるばかり。大変貧しい国だなというのが第一印象。市街に入っても道は狭くて残りの未舗装部分から砂埃が立ちまくり、建物も低層のものばかりでなおかつ建設中なんだかすでに放棄されてるんだか分からないような状態の中途半端な建物が多く(まあ前者なんだろうけど)かなり発展途上な感じである。

そして滞在先であるアンコールセンチュリー リゾート&スパ到着。確か1泊1万円くらいの4つ星ホテルだった気がする。日本人スタッフがいて安心。部屋はさすがにすごく......広いです、ちょっとしたバルコニーもあります。いくら広くても一人なんで寂しいだけですが。到着時にスカーフを1枚プレゼントしてくれた。普通ならイラネーヨとなるところなのですが、日差しが強いので案外これが重宝。ていうか装備し続けてた。

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